こんにちは、大牟田ひとめぐり編集部です。
2020年、新型コロナウイルス感染症や豪雨災害に見舞われて辛い時間を過ごした方も多かったのではないでしょうか。
そんな中、大牟田の皆さんに元気と勇気を届け続けていたのが『おっどんの大蛇山』でした。
3分の2の大蛇山
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、2020年全国各地の夏祭りが中止を余儀なくされました。
もちろん大牟田も例外ではなく、私たちに夏の訪れを知らせる大蛇山が姿を現さないことに。
聞き慣れたお囃子を耳にすることもできず、どこか寂しさを感じる夏となりました。
そんな大牟田に元気と勇気を届けようと思い立ったのは、三区八劍神社の氏子である阿津坂さんと竹田さん。
和紙や竹を使って実物の3分の2サイズで『おっどんの大蛇山』を制作。
市内の高齢者施設や幼稚園、学校などを慰問して元気と勇気を届けてまわっていました。
新型コロナウイルス感染症や水害の影響で様々な行事が中止となった子どもたちにとって、大蛇山の慰問は大興奮のイベントとなったようです。
取材に訪れた日、大蛇山の周りには子どもたちの元気な笑い声が溢れていました。
この活動趣旨に共感した市民グループ『絵本と児童文学で、大牟田を元気にする会』は、共に各施設を慰問して大蛇山などの絵本を朗読。
暗いニュースが多かった大牟田で、こうして誰かの笑顔のためにと立ち上がる人たちがいたことはまちの誇りと言っていいでしょう。
2021年にどんなことが待ち受けているか分かりませんが、どんな時も優しさが溢れるまちで在り続けられることを願って2020年の幕を閉じたいと思います。
どうか笑顔溢れる新年となりますように。
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編集部大牟田ひとめぐり
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