みなさんこんにちは、ライターの幸森です。
私は小学生二人の母ですが、子育てをしていると日々様々なことに悩まされます。
子育てと仕事の両立、家庭での子育て方針、子どもの発育……
それらは子どもがいくつになっても絶えることはなく、私たち保護者は常に何かしらの悩みと向き合っていくのでしょう。
地域の様々な子育て支援を行う事業所は、専門職の視点を活かして私たち保護者に寄り添ってくれる心強い存在。
でも、どこでどんな支援が受けられるか把握していないと、いざ相談しようと思ったとき、頼ろうと思ったときに戸惑ってしまいますよね。
困ったときに頼るべきところへスムーズに繋がれるよう、身近にある事業所について知っておくことが大切です。
今、大牟田で特に子育て支援に注力している医療法人CLSすがはらをご存知ですか?
2018年8月現在、全部で四つの子ども事業に取り組まれています。
【企業主導型保育園】
【児童発達支援・放課後等デイサービス】
【指定相談支援事業所・指定障害児相談支援事業所】
【大牟田市指定学童クラブ】
これらの事業が担う役割や、そこに込められている想いについてお伺いしてきました。
なぜこれまで医療・介護をメインでやってきた医療法人が、今ここまで子ども事業に注力するのでしょうか?
そこに見えたのは、地域を丸ごと支えていこうとする温かな想い。
今まさに子育て中の方や、これから親になる予定の方はぜひ読んでみてください。
きっとより心強い、身近な存在であることを実感して頂けるはずです。
目次
一人ひとりの地域生活を支える医療法人
大牟田市小川町で、町医者宣言を掲げる菅原病院での医療事業をはじめ、介護事業、地域支援事業、そして子ども事業と幅広く展開している医療法人CLSすがはら。
CLSはコミュニティライフサポートの略称で『地域に暮らす一人ひとりの生活を考え、その人らしく暮らしていけるようにサポートする』という想いが込められています。
CLSすがはらが子ども事業に取り組む理由
CLSすがはらの子ども事業についてご紹介下さったのは、在宅事業部長の松永ゆり子さん。
2013年の創設からずっと、在宅事業部を引っ張ってきた方です。
元々は医療施設で働かれていた松永さんですが、CLSすがはらの在宅事業や子ども事業にかける想いを知り移ってこられたのだそう。
「2013年に在宅事業部を創設する際、高齢者から子どもまで包括的なサービスを提供していきたいと法人から説明を受けました。
一人ひとり環境や状態は違うけれど、その人がその人らしく生きていける地域を作っていきたいのだと。
私はその想いに共感して、在宅事業部長の役を引き受けることにしたんです。」
長く続く病院事業で見えてきた、その人がその人らしく生きられる地域作りの必要性。
地域を丸ごと支えることが、そこに繋がっていく。
それこそが、CLSすがはらが子ども事業に取り組む理由なのでしょう。
地域作りを見据えて取り組む子ども事業
CLSすがはらはサービスを提供することがゴールだとは考えていません。
その先に地域作りを見据えているから。
「私たちが子ども事業を通じて地域に作りたいのは、ほっとできる環境なんです。
私自身、親戚がいない地で3人の子どもを育て上げるのに苦労しましたし、保護者の方が癒される事業所でありたいと思います。
だから相談にみえた方には、ちゃんとした美味しい珈琲をお出ししてお話を伺うんです。
ちょっとしたことですけど、少しでも気持ちが救われてくれたらいいなと。」
「事業所で子育て支援を行っていくためには、子どもさんだけじゃなくてご家族の支援も必要ですし、外部との連携も重要になってきます。
個性を理解してくれる人を増やしていけば、その子どもさんにとって暮らしやすい地域になっていくんですよね。
私たちは専門職の視点で子どもさんの個性を見抜いて、理解するためのコツをお伝えしていくことが役割なのかなと。
なので、必要があればいつでも学校や保育園に出向きますよ。」
「子どもさんにとって何が正解か、簡単にはわからないものです。
関わるみんなで協議して、悪戦苦闘していくことが大切なんじゃないでしょうか。
私たちの法人は幅広い事業に取り組んでいるおかげで、多種多様な人たちとの交流があります。
つまり資源をたくさん持っているんです。
その資源と資源をマッチングしていけば、みんなが暮らしやすい地域になっていくと思っています。」
CLSすがはらの子ども事業
CLSすがはらで子ども事業を担っているのは、2013年に創設された在宅事業部です。
在宅事業部では高齢者から子どもまで、地域に暮らす全ての人をサポートできる体制づくりに取り組んでいます。
その取り組みのひとつとして、2016年1月から翌年9月までの間に4つの子ども事業をスタートさせました。
企業主導型保育園【てとてのたまご】
2017年4月に開園した『てとてのたまご』は企業主導型保育園。
企業主導型保育園というのは、わかりやすく言えば『会社で働く保護者のために会社が作る保育園』のことです。
仕事と育児の両立をサポートすることを目的として、全国の企業で設置が進められています。
『てとてのたまご』には一般枠も設けられているので、地域の方も利用することが可能です。
『てとてのたまご』の定員は12名と小規模ですが、四季折々のイベントは欠かしません。
適度な広さの園庭を持ち、外で元気に駆け回ることもできます。
保育士やお友達との密なコミュニケーションが取れることもあり、地域でも人気の保育園です。
大牟田市指定学童クラブ【てとての学童クラブ】
『てとての学童クラブ』は2017年9月からスタート。
大牟田市指定の学童として、天領小学校の児童約20名が利用しています。
ベテラン先生が多く、落ち着いた雰囲気で運営されている『てとての学童クラブ』。
広々とした教室には大きな窓から太陽の光が差し込んでいて、心地よい空間です。
これなら宿題もはかどりそうですね!
指定特定相談支援事業所・指定障害児相談支援事業所【てとてのりぼん】
2017年5月からスタートした『てとてのりぼん』は、大牟田市で2番目にできた指定特定相談支援事業所・指定障害児相談支援事業所です。
保護者が抱える「どうしたらいいの?」という疑問の、最初の一歩に寄り添うのが役割。
不安や悩みの相談に乗り、必要な福祉・医療サービスを一緒に探し、選択や検討をサポートしています。
また、ケアマネージャーのような役割も担っている『てとてのりぼん』。
障がいを持つお子さんが福祉サービスを利用する際に必要な計画の作成、適切な施設の紹介を行います。
サービス利用計画の策定を行える相談支援事業所は、市内でまだ数か所しか設置されていないのだそう。
児童発達支援・放課後等デイサービス【てとてのキッズ】
CLSすがはらの子ども事業で一番最初にスタートしたのが、児童発達支援・放課後等デイサービス『てとてのキッズ』です。
現在33名の子どもさんが利用しています。
放課後等デイサービスは、2016年1月にスタート。
小学校1年生から高校3年生まで、障がいを持つ子どもさんが利用できる療育施設です。
児童発達支援は、障がいを持つ未就学児が対象。
放課後等デイサービスを運営していく中で見えてきた早期療養のニーズに応えるため、同年9月からこの児童発達支援にも取り組んでいます。
早い時期から療育に入ることはメリットばかりではないのだとか。
それでもCLSすがはらが児童発達支援に取り組むのは、悩む保護者の心に寄り添うことを何よりも大切にしたいから。
子どもさんにとって最適な支援のカタチを保護者と一緒になって考えることが『てとてのキッズ』の役割なのです。
地域を丸ごと支えていく
取材中に私が何度も感じたのは、地域を丸ごと支えようとするCLSすがはらの温かな想いでした。
誰もが暮らしやすい地域作りを目指し、障がいの有無や年齢に関わらずその人に何が必要かを考え、提供しているCLSすがはら。
ひとつの枠にとらわれず、大きな枠で包括的に地域のことを考えている事業所だからこそできることが、そこにあるように感じます。
CLSすがはらは、地域の人たちを繋ぐ懸け橋のような存在を目指しているのではないでしょうか。
子育てのことで何か不安や悩みを抱えているなら、CLSすがはらを訪ねてみては?
きっとあなたの心に寄り添って、共に考えてくれるはずですよ。
求人情報
CSLすがはらでは、一緒に働いてくれる仲間を募集されています。
募集中の職種や応募の方法などは、CLSすがはらの求人サイトで随時更新されているとのこと。
今回子ども事業についてご紹介頂いた松永さんや、看護部長さん、介護部長さんのインタビュー動画も閲覧できますよ。
CSLすがはらのお仕事に興味を持たれた方はぜひチェックしてみてくださいね。
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