取材を通して感じた大蛇山の魅力。おおむた「大蛇山」まつり2日目の様子

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どうも、大牟田ひとめぐり編集長の阿部です。

約4ヶ月に渡る大蛇山の取材も本番で最後。

今回はおまつり2日目となる23日の様子を取材してきました。

その中で、何より印象に残ったのは地域の人たちの喜ぶ顔でした。

2日目の様子をご覧ください。

午前中

神事

朝8時より、大蛇への入魂の儀が行われます。

お祭り2日目となるこの日も天気は快晴。

夏の日差しがジリジリと照りつける中神事は行われていました。

お祭り当日は神社も普段とは違う雰囲気になります。

氏子内大蛇山廻し

2日目の午前中は、氏子内大蛇山廻しになっています。

よいやさー!という威勢のよい掛け声と、リズムの良い奏楽で気分も高まります!

お子さまがかませをしている場面で、皆さんが笑顔になっているのを見ていると、こうやって地域の方々は育ってきたんだなと感じました。

勇ましく廻る大蛇。

強い日差しが照りつける中、汗を垂らしながら大蛇を動かしています。

その姿がカッコよく、思わずシャッターを切ってしまいます。

老若男女関係なく、かませが行われました。

思わぬ光景に、みなさんから笑顔があふれます。

『三区八劍神社』とすれ違うシーン

通りを挟んで、今年は金大蛇になっている『三区八劍神社』とすれ違います。

金大蛇はとてもきらびやか!

大蛇が共鳴するかのように、花火が上がります。

午後

大蛇山大集合パレード

大蛇山大集合パレードに参加するために、夕方から大蛇が大正町おまつり広場へ向けて動き出します。

女神輿の掛け声と踊りが華を添えます。

おまつり広場は多くの人で賑わいます。

その中でも、存在感がひときわ目立つ大蛇。

夕陽に映えます。

PRタイムには、花火と共にアピール!

PRタイムが終わり、また神社へと戻ります。

夜の部 氏子内大蛇山廻し

夜の神社の雰囲気はとてもよく、夏の風情が漂います。

氏子内大蛇山廻し。

夜は花火が暗闇に映え、迫力が増します。

花火の火薬の匂いもまた、おまつりの匂いです。

奉納

大蛇が神社へ戻ります。

境内には最後を見届けようと、多くの方が集まります。

いよいよクライマックス。

奏楽の音色もゆっくりと大蛇が戻ってきて、大蛇の存在感に圧倒されます。

これから大蛇の目玉や牙を奉納します。

外していき、神社へ奉納。

花火をつけ、走って神社へ向かいます。

  

山崩し

そして、大蛇山もいよいよフィナーレを迎えます。

花火に一斉に火をつけ、大蛇の頭を切り落とします。

切り落とした大蛇の頭を燃やすために、境内の中を走らせます。

そして、火をつけ燃え上がらせます。

撮影していても、熱気がくるほど。

最後には、古賀会長へご挨拶。

無事に大蛇山を終えたことに、感謝の言葉を述べられていました。

主がいなくなった山車は少し寂しそう。

大蛇も燃え尽き、火もおさまります。

取材を終えて

地域の人たちの喜ぶ顔

おまつり当日取材させて印象に残ったことは、地域の人たちの喜ぶ顔でした。

今までは大正町おまつり広場で見ることが多かったのですが、やっぱり地域の行事なんだなということを実感しました。

地域の人たちにとっては、昔から生活にある行事であって、馴染みがあるし、お互いの顔を知っている。

地域の人たちが喜ぶ顔を見てると、改めて地域の行事だと気付かされました。

以前取材させていただいた時に、制作に携わられていらっしゃる古賀さんが言われていた

「外に発信するのも大事だけど、地域の行事として残していきたい。」

と言われていたことが今回の大蛇山の取材を通して、少しだけ分かった気がします。

大蛇山の魅力

最後に大蛇を燃やしている光景を見て、涙が出そうになるくらい感動しました。

取材を通してでしか関わっていない自分がこれだけの感情を持つのだから、大蛇山に関わっている方々はどんな気持ちで見ているのだろうと思いました。

今は、まつりが終わった寂しさと、来年のまつりがより楽しみになった期待感が入り混じっています。

まつりの関係者の方に、

「明日から来年の大蛇山が始まりますね」

と言うと、

「打ち上げの時から来年はどうする、今年はあそこがこうやった、という話になりますからね。」

と笑いながら話されていました。

その表情から、本当にまつりを愛し、地域を愛されているんだなということを感じました。

今年は制作からお祭り当日まで約4ヶ月に渡って取材をさせていただきました。

大牟田に来てから、

「なんで大牟田の人はこんなに大蛇山が好きなんだろう」

と思っていました。

しかし、取材を通して大蛇山に関わらせていただく中で、自分もすっかり大蛇山の魅力に惹かれていました。

記事を読んでくださっているあなたに、僕が感じた大蛇山の魅力が伝われば幸いです。

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