こんにちは、ライターの幸森です。
朝晩には涼しさを感じるようになり秋が近づいていますね。
港まつり、大蛇山まつり、花火大会と、大牟田の夏を丸ごと特集にした令和元年度おおむた『大蛇山』まつり特集。
たくさんの記事を書きましたが、まとめらしいまとめが出来ていませんでした。
ひと夏を通じて私が感じたことを最後にお届けしてきちんと締めさせて頂こうと思います。
感謝
まず始めに、今年特集を組むにあたってスペシャルサポーターになって下さった
白石自動車有限会社さま
チャイルドハート大牟田さま
タピオカドリンク専門店aocaさま
誠にありがとうございました。
また、フレンドファンディングpolcaを通じてご支援頂いた皆さまにも、改めまして御礼申し上げます。
皆さまより寄せて頂いた支援金27,000円は手数料を差し引き交通費・制作費に充てさせて頂きました。
何よりもそのお気持ちが大きな支えとなって、2ヶ月間取り組むことができたと思っています。
今後も大牟田ひとめぐりを通じて様々な情報を広く発信することでご恩をお返ししていきますので、どうぞこれからもよろしくお願い致します。
縁の下の力持ちを巡って
【まつりを支える人たち】をテーマにしたこの特集では、縁の下の力持ちを探して巡っていきました。
私がお話を伺ったのは10人の縁の下の力持ち。
でもこの夏私は、数え切れないほどの縁の下の力持ちを目にしました。
華やかなまつりの裏で、汗水流して動き回る人は一体どれほどいるのでしょうか。
私は全てのインタビューとレポートを書き終えたとき、ふと不安になりました。
私が2ヶ月間かけて紹介してきた、普段だったら知られることのない裏側の世界……
それは本当に多くの人に伝えるべきことだったのだろうかと。
でも記事を読み返してみたり、読者の方から届けて頂いた感想を読んだりしていくうちに、その不安は少しずつ薄れていきました。
私がこの特集で見せたかったのはまつりに携わる人たちの『想い』や『背景』であって、単なる『裏側』じゃなかったことが読んで下さった方に伝わっていると思えたからです。
一緒に守ってほしい
本特集を始めるきっかけとなり、episode00にご登場下さった岡田則彦さんがインタビュー中にこんなことを語られていました。
「人はみんな支え合いの中に生きているんでしょうけど、祭りは身をもってそれを深く感じられる貴重な場ですよね。」
私は実際に取材していて、多くの人たちが互いに支え合っている姿を見たし、みんなの力がなければできないことだとみんなが理解しているからこそまつりが成立しているのだと感じました。
地域のコミュニティーが希薄化し人との繋がりが薄れている今の社会で、まつりのように支え合う心を学べる場はそう多くありません。
まつりを守ろうとしている人たちは、その尊さを肌で感じているのではないでしょうか。
携わる人の数だけ想いがあり、受け継がれてきた伝統や歴史を語る背景があり、大切に守られているからこそ存続していけるおおむた『大蛇山』まつり。
それは観光や経済といった数値で見る効果以上に、支え合う心を学ぶ場として計り知れない効果をこのまちにもたらしてくれているはずです。
もちろん関わり方は人それぞれ違っていていいでしょう。
純粋にお客さんとしてまつりを楽しむのもひとつの関わり方です。
でも自分勝手な理由でルールを破る人がいたり、不満ばかりをぶつける人が増えたりすれば、まつりそのものが姿を消してしまう可能性は大いにあります。
まちにとっての貴重な場を私たちが自らの手で失くしてしまわないようにしたいですよね。
特集を通して「まつりを一緒に守ろう」と思ってくれる人がひとりでも増えたのであれば、私もこの夏ひとつの役目を全うできたのかなと思っています。
取材にご協力くださった皆さん、そして最後までお読みくださった皆さん、ありがとうございました!
これを持ちまして、令和元年度おおむた『大蛇山』まつり特集を終了させて頂きます。
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