みなさんこんにちは、大牟田ひとめぐり編集部です。
本日の大蛇山特集は
本宮彌劔神社
のご紹介です!
目次
お囃子の音を聴きながら
夕暮れの神社からは、耳によくなじんだお囃子の音。
子どもたちが大きな声を出しながら練習するその隣で、大人たちは地域巡行用の小さな大蛇山を制作していました。
もともと地域巡行は神輿だけで行っていたそうですが、それでは寂しいだろうと、この小さな大蛇山の制作が始まったそうです。
取材に伺った日は、防水用の油紙が張り付けられているところでした。
1枚ずつ丁寧に張り付けていきます。
この後さらに上に和紙を重ねていくのだそう。
その丁寧な仕事ぶりを見れば、制作に長い時間を要することも納得です。
この小さな大蛇山も、制作には1ヶ月ほどかかるのだとか。
長年制作に取り組んできたベテランの方々に見守られ、若手のみなさんが中心となって制作されていました。
こうして地域の中でしっかりと大蛇山が受け継がれている様子からは、地域力の高さが感じられます。
大牟田では、祭りという行事を通して地域力が培われているのかもしれません。
小さい大蛇山の奥にある大きい大蛇山は、準備万端といった様子です。
まだ目玉が入っていないにも関わらず、この迫力!
祭りの日が待ち遠しくなりますね。
歴史と伝統を守って
宮総代の古賀会長にお話を伺いました。
▼古賀会長(右前列)
「今年もなんも変わらんですよ。
神事として、歴史と伝統を守って、変わらんで在り続けることが大切やけん。
安全に、事故のなかごとするだけです。
特に今年は暑かけん、いつもより休憩ばしっかり取るごと子どもたちにも言い聞かせます。
子どもたちにとっても祭りは大事な行事になっとるけん、ついつい頑張りすぎるとですよ。
せっかくの祭りば台無しにせんごと、続けていくためにも、事故だけは気を付けなんですね。」
大蛇山に関わる方々は歴史と伝統をとても大切にされています。
それは、おおむた『大蛇山』まつり公式サイトにある本宮彌劔神社の紹介文にも表れていました。
旧暦6月13日・14日の五穀豊穰、疫病、火災、洪水、早魃、魔除けとしてお祭をしたのが大牟田大蛇山の始まりです。古くから大牟田の祇園さんとして親しまれる彌劔神社の大蛇山はその伝統を現在に引き継いで行っています。
おおむた『大蛇山』まつり公式サイトより
この想いを知っていると、また違った感覚で祭りを満喫できそうですね。
本宮彌劔神社のみなさん、今年も勇ましい姿を楽しみにしています!
取材のご協力ありがとうございました!
大蛇山特集予告
本日は本宮彌劔神社をご紹介しました。
明日は大蛇山祇園六山の、大牟田神社第二区祇園をご紹介します!
お楽しみに!!
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編集部大牟田ひとめぐり
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