みなさんこんにちは、大牟田ひとめぐり編集部です。
本日の大蛇山特集は
三池藩大蛇山三池新町彌剱神社
をご紹介します!
目次
優美な色味が特徴
三池新町彌剱神社の大蛇山は、メス大蛇ならではの優美さが特徴です。
今年も鮮やかな色味を使ってスマートな大蛇山に仕上がっています。
昇天龍や金の蹄を持った謎の動物や三池藩の家紋など見事な彫刻が施された山車(愛称御前山)を是非見てください。
この御前山は1852年(163年前)に三池藩主から下賜された品物です。
大蛇はメス大蛇で三角牙、頭のコブは一つとの伝説です。色彩は鮮やかな緑色を基調として毎年作成されています。おおむた『大蛇山』まつり公式サイトより
三池藩主から下賜されたという、家紋や彫刻が美しい御前山にも注目ですね。
取材にお伺いした日、大蛇山の隣では中高生による舞台演芸の稽古も行われていました。
目玉争奪戦
大蛇山まつりは三池地方の祇園社が祭礼に伴って行う神事。
ご神体である大蛇山は、祭りが終わるとすぐに『山崩し』が行われて姿を消します。
大蛇山の破片は無病息災・家内安全のお守りになるとされていて、以前は山崩しの際に『目玉争奪戦』が行われていました。
その風習が今も残っているのが、三池新町彌剱神社です。
祭りが終わると本物の目玉は奉納するために取り外され、子どもたちのために作っておいた争奪戦用の目玉がはめ込まれます。
そして、子どもたちの安全に配慮しながら、昔ながらの目玉争奪戦を執り行うのです。
青春の1ページを
三池藩大蛇山三池新町彌剱神社の祇園楽保存部長を務められている安武さんにお話を伺いました。
▼安武さん(写真右)
「とにかく子どもたちがみんな楽しんでくれれば。
祭りは青春の1ページですからね。
今しか出来ないことやし、この空気や匂いを感じて楽しんでほしいです。
デジタル化されたこの時代に、こんなアナログなことを楽しめるって幸せなことやなーと思いますよ。」
”子どもたちに楽しんでもらうこと”をとても大切にしている三池新町彌剱神社のみなさん。
楽しい時間を過ごし、そこにある大人たちの想いを感じた子どもたちが、それを受け継いでまた伝統を紡いでいくのでしょうね。
お祭りでまた皆さんの笑顔に会えることを楽しみにしています!
取材のご協力ありがとうございましたー!
大蛇山特集予告
本日の大蛇山特集は、三池藩大蛇山三池新町彌剱神社をご紹介しました。
明日ご紹介するのは大蛇山祇園六山の、本宮彌劔神社です!
お楽しみに!!
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