飲食店経営の傍ら、様々な地域活動に取り組まれている幸森さん。大牟田ひとめぐりのライターとしても活躍していただいています。パワフルに様々な活動に取り組まれており、その原動力は何なのか。お話をお伺いしました。
人物紹介:
幸森彩香
飲食店経営の傍ら様々な地域活動に従事。現在、地域メディア【大牟田ひとめぐり】フリーペーパー【Ruffle】にてライターとしても活動中。2016年7月地域ブランド【OmutaTwinkles】設立。
大牟田の現状への危機感
-地域活動や街づくりに関わるようになったきっかけは何ですか?
幸森さん:
約3年ほど前にメガネの松永さんに「街中のよくしゃべる人を集めて話すワークショップ」に誘っていただき、参加したことがきっかけです。
そのワークショップはマスコミや行政などを入れずに、街中の人たちで本当に話したいことを話すワークショップでした。
大牟田で飲食店をやっていて、街が盛り上がらないといけないとは思っていたので参加しました。
-興味深いワークショップですね。実際に参加されてみていかがでしたか?
幸森さん:
参加してみたら、福祉関係の方や医療関係の方、保育士の方など様々な方がいらっしゃいました。
参加されていた皆さん”熱かった”んですね。
でも、その時に大牟田の現状を知って、正直やばいと思いました。
前より大牟田が寂しくなってきてるなとは思ったけど、現実を知って驚きました。
やらないといけないと思ったし、ワークショップに参加して、やれることはいっぱいあると気づけたんですね。
ワークショップをしてて、本当にいろんなアイデアが出てきて、
「みんなで集まるとスゴイ!」
と言っていたら、その場にいた方から、
「あなたがスゴイんだよ」
と言ってもらえたのが、とても嬉しくて。
自分がここでやれることがあるのかなと思いました。
人との繋がりがきっかけになれば
-そのワークショップがきっかけで地域活動に参加されるようになったんですね。
幸森さん:
そうですね。それから街のことが気になるようになりました。
その時に新幹線朝市が開催されていて、イベントで着ぐるみを着てくれる人を募集されていて申し込みしたら私だけだったんですよ。
私一人では出来なかったので、友達に呼びかけたら意外とみんな来てくれました。
▼当日のイベントの様子
その時に、「若い人でやりたいと思ってる人は多いんだ」と気づきました。
それから地域活動や街づくりに参加する人のハードルを下げることができたらなと思うように。人と人の繋ぎができればなと。
それからボランティア団体の登録をする為に社会福祉協議会へ行ったら、組織化する必要があり、その日のうちに組織にしました。
-幸森さんの活動で様々な方が地域活動に参加されるようになったんですね。
幸森さん:
何かしたいと思っている方のハードルを下げることはできたのかなと。
それから様々な活動に参加させていただくようになりました。
若い人がやっているからと、学校の先生経由で高校生が来てくれたりすることも。
10代〜40代まで幅広い方が参加してくれるようになりました。
きっかけはイベントだけど、いろんな人とつながることで参加された方のためになればなと思っています。
若い人たちがチャレンジできる街に
-幸森さんの活動の原動力は何ですか?
幸森さん:
”子供達が大牟田を好きになってほしい”というのが大きいですね。
-大牟田を好きになって欲しいんだと。これからどういったことに取り組まれていくんですか?
幸森さん:
若い人たちがチャレンジできる街にしていきたいです。
この思いの一環で地域ブランドを作りました。
地域ブランドに協力頂いたお二人とも元々仲は良かったんですが、取材を通して想いを知りました。
”もっと若い人にお茶を知ってほしい”
”大牟田のお土産に持って行きたくなる大牟田ならではのものを作りたい”
熱い想いを持った若い世代の人たちのサポートができればと思いました。
今までは上の方達にしてもらったので、今度は下の世代に繋いでいくのが自分のやらないといけないことかなと。
最終的には自発的に何かできる街、”子供達が夢を持てる街に”していきたいです。
取材を終えて
大牟田ひとめぐりのライターとして関わっている幸森さんを改めてインタビューしました。
インタビューをしていて、幸森さんの周囲の方に対する感謝の気持ちがとても伝わってきました。
そのような幸森さんの人柄だからこそ、多くの方が幸森さんを応援されているのだと思います。
幸森さんの今後の活動にも思わず期待してしまいますね。
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