地元・大牟田の街中で、中華料理店「Chaina Stand 笑龍」の開業準備を進めている柴尾さんご夫婦。
これからどのようなお店づくりを進めていくのか、お話をお伺いしました。
プロフィール:
柴尾俊之さん
大牟田出身。オームタガーデンホテル8年、セキアホテル8年で勤務。
2年間の小郡の調理専門学校の講師を経て、
その後、福岡市、久留米市、基山町の中華料理店で店長を務める。
柴尾郁花さん
高田町出身。調理専門学校を卒業後、オームタガーデンホテルで勤務。
その後、カフェ開店の勉強のために珈琲店などの経験。
目次
本物の中華を知った衝撃
-料理人を目指すきっかけは何だったんですか?
柴尾俊之さん(以下:俊)
昔TVで流行った”料理の鉄人”を見たことがきっかけでした。
ホテルで勤務している時に、ディナーショーで本当の料理の鉄人に会うことができたのは嬉しかったです。
料理のサポートもさせていただいて、それまでいろんな中華を食べていましたが、
本物を食べて衝撃でした。
こんなにも違うのかと。
新しいことに挑戦して気づいた”作りたい”という願望
-その後専門学校で講師も務められたのですね。
俊:
そうですね。
専門学校の講師をやってみないか、というお話を頂いた時に
やってみたいという気持ちになりました。
元々職場でレシピを作って後輩に教えていたりして、自然と先生みたいなことをしていました。
そういう風に教えていくことに抵抗がなかったし、いろんなことにチャレンジすることが好きだからできたのかなと。
-元々教えたりされていたんですね。
俊:
専門学校では、担任も持たせてもらいました。
先生は教えるだけでなく、業務がとても幅広かったです。
様々なことを経験させていただく中で、”作りたい”という願望が出てきました。
本来やりたかった二人規模のお店
-お店を始めようと思ったきっかけは何だったんですか?
俊:
二人でお店をしたいと思っていて、やるなら地元に戻ってやりたいという気持ちがありました。
本来やりたかった二人規模のお店。
-郁花さんも元々お店をしたい思われてたんですか?
郁花さん(以下:郁)
中華とは違うジャンルでしたが、お店をしたいと思って勉強していました。
▼改装作業をされているお二人
-大牟田でやろうと思ったきっかけはありましたか?
俊:
大牟田の街中で、街歩きのイベントがあり参加した時に、
大牟田で頑張っている方がいるのを知りました。
ちょうど、田中さんのtrattoria nido(トラットリアニド) がオープンする前くらいでした。
その時に物件を見て、
店舗の大きさや立地、アーケードや神社があることなど、
自分たちに響くものがあって、大牟田の街中でやろうと決めました。
▼準備を進めているお店のチラシ
アットホームでありながら、本格的な中華を。
-どのようなお店づくりをされているんですか?
俊:
子供からお年寄りの方まで、
”本格的だけど、気軽に来れるような”お店づくりをしています。
毎日でも食べれるような身体に優しい料理を。
作っている中華料理は、四川料理と言って
エビチリや麻婆豆腐など、メリハリのついた味の料理です。
-郁花さんはどういったお店に?
郁:
カジュアルなお店にしたいです。
二人でやってるお店が、たまたま中華だった
というお店に。
お互いが話し合って、納得していければいいお店になるのかなと思いますね。
中華を食べたことがない人に来て欲しい
-今まさに準備の真っ最中だと思いますが、正直なお気持ちはいかがですか?
俊:
ワクワクしますね。焦りもありますが、早くしたいです。
-どういった方に来て欲しいですか?
俊:
”中華を食べたことない人”
”地元じゃ食べたことない人”
にぜひ来て欲しいですね。
食べに来てくださる方の意見を取り入れつつ、変えていきたいと思っています。
以前働いていたお店で高齢者の方が、
”初めて中華食べれました”という意見もあり、嬉しかったです。
地元大牟田は食のレベルが高いので、不安もありますが楽しみも大きいです。
いろんな縁があり、力を分けてもらったからこそ今があるので、みなさんに感謝しています。
-お店のオープンが楽しみです。お忙しい中、ありがとうございました。
取材を終えて
一つ一つの質問に丁寧に答えてくださった柴尾さんご夫婦。
以前お店の改装DIYに参加させていただき、多くの人が参加されていました。
多くの人が参加されていたのは、柴尾さんご夫婦のお人柄なのだなと取材を通じて感じました。
これからご夫婦で作り上げていくお店。どういった空間になっていくのか楽しみですね。
「China Stand 笑龍」の情報はこちらからチェックしてみてください。