【大牟田たちばな幼稚園】ネイティブスピーカーが常勤『話せる英語教育を』

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みなさんこんにちは、キラキライターの幸森です。

気が付けばもう3月半ば。

今年もまた、別れと出会いの季節がやってきましたね。

本日お邪魔させて頂いた

認定こども園

大牟田たちばな幼稚園

さんでも卒園式の準備が進められていました。

今回は、日本語(母国語)と同じように第二言語として英語を習得し話せる英語を身につけることで英語で自分の気持ちや考えを主張できるようになることを目指したカリキュラムグレープシードについて伺いました。

お子さんの幼稚園・保育園選びに悩んでいる方はぜひご参考下さい。

全ての軸は『態度教育』にある

インタビューを受けてくださったのは英語教育を担当されている宮崎真由子先生

人物紹介:

宮崎 真由子

大牟田たちばな幼稚園 会計・英語教育担当

留学経験を持ち語学堪能

ネイティブスピーカーの先生と園児のコミュニケーションをサポートしている

幸森(以下 幸 ):

「たちばな幼稚園の教育には3つの柱があるんですよね?」

宮崎(以下 宮 ):

「そうですね。全ての子どもができる、を合言葉に三本柱のカリキュラムに取り組んでいます。

鹿児島の教育施設から始まった教育システムYokomine方式を軸にしたたちばなメソッド

衣類の着脱や身の回りの始末を自分でできるよう促す態度教育

そして話せる英語を身につけることを目指した英語教育の3つです。

▼たちばな幼稚園のHPに掲載されている三つの柱

宮:

「特に態度教育が全ての教育の軸になっていると感じています。

たちばな幼稚園の態度教育は下記5項目

  1. 挨拶ができる
  2. 「ハイ」という返事ができる
  3. 履物が揃えられる
  4. 立腰(正しい姿勢ができる)
  5. 食事のマナーが身につく(食育)

宮:

「この態度教育によって子どもたちはきちんと座って話が聞けるようになります。

それができて初めて、ちゃんと教育が受けられるんですよね。

当たり前すぎてわざわざ教えるようなことじゃないようにも見えますが、私たちは30分座って話が聞けるようにして巣立たせることをとても大切にしています。

幸:

「態度教育で育まれた基礎を土台にして様々なカリキュラムに取り組まれているのですね。」

宮:

「そうですね。英語教育においても、しっかりと話が聞けるというのはとても大切なんです。子どもたちはネイティブの発音を耳で聞いて真似ることで覚えていきますからね。」

英語を覚えるのではなく言葉を習得する

たちばな幼稚園が現在の英語教育カリキュラム『グレープシード』を導入したのは6年ほど前のこと。

そのきっかけは職員の問題意識だったと言います。

宮 :

「グレープシード導入前も英語教育はずっと取り組んでいました。でもある日職員から『その時その時は楽しんでいるけど積み重なっている実感がない。』という声が上がったんです。

たちばなメソッドのカリキュラムで、子どもたちが積み重ねて成長していくことを実感していたからこその問題提起だったと思います。

そうして積み重ねる英語教育を求めて出会ったのがグレープシードでした。」

幸:

「具体的に何が違うんでしょうか?」

宮:

「グレープシードは母国語を身につけるメソッドにのっとった教材が使用されています。

何よりの特徴は英語を英語で教える、ということですね。

日本語には訳さずに英語のまま身につけます。

Apple=リンゴではなく、Apple=Apple。」

幸:

「英語を覚える、というより言葉を習得する感覚なんですね。

頭が固くなった大人には難しそうです(笑)」

宮:

「そうですよね(笑)やっぱり子どもたちは柔軟なんですよね。

英語には日本語に存在しない発音が存在します。

私たち大人だと、その発音を何とか日本語にしようとしてしまうのですが、子どもたちはその音をそのまま覚えられるんです。

だから生の英語に触れさせることが重要なんです。」

幸:

「子どもの吸収力ってすごいですね!」

宮:

「母国語の日本語もそうやって覚えていきますからね、同じことなんです。

園には常勤しているネイティブスピーカーの先生がいて、子どもたちは毎日朝から夕方まで生の英語に触れられる環境で過ごしています。

実は先生は日本語もお上手なのですが、園では絶対に日本語を使いません。

私との会話も英語なので、それを子どもたちはよくじーっと聞いているんですよ。

日常の中で自然と吸収してくれてます。」

▼バーク・スコット先生

英語で話すことを臆さない子どもたち

幸:

「徹底して環境作りをされているんですね。」

宮:

「そこはこだわっていますね!

先生だけじゃなくEnglishRoomでは私も子どもたちも日本語は使いませんし、呼び名もEnglishNameです。

子どもたちにはEnglishNameで呼びかけると英語で返す癖がしっかりついています。」

幸:

「お部屋や名前が英語のスイッチになっているんですね。」

▼EnglishRoom

幸:

「でも会話になると子どもたちには難しいんじゃないですか?間違えちゃいそう。」

宮:

「間違えます間違えます。でも間違えていいんです。

例えばIで話さないといけないところをmeで話してしまったり、複数形なのにsが抜けたりするんですけど、それはあえて指摘することはしません。

文法はあとから必ず習うので、まずは単語と単語をくっつけて話すことを覚えてくれればそれでいいんです。

自分の意志で伝えたいと思った時に英語を使うことができるようになってほしいと思っています。」

幸:

「英語って習っていてもいざ外国の方を前にすると戸惑って口に出せなくなることありますもんね。」

宮:

「そうなんですよね。だから、まず臆さず英語を使えるようになってほしいなと。

園の中で伝わるという成功体験を積み重ねることで英語に自信を持てると思うので。

英単語を覚えて文法を覚えてOKということじゃないんですよね。

コミュニケーションツールとして身につかないと実践で使えませんからね。」

幸:

「目の前で真由子先生とスコット先生が会話するのを見ているから、子どもたちもチャレンジしやすいのかもしれませんね。」

宮:

「それはあると思いますし、そうなってほしいと思っています。

日本人でもネイティブスピーカーと英語で話せるというモデルになれたらいいなと。

おこがましいですけど、真由子先生みたいに話せるようになりたいって思ってほしいんです。」

▼先生同士の会話も英語オンリー

英検合格者も

幸:

「単に英語が身近にあるだけじゃなくて、英会話が飛び交う環境が身近にあるって中々ないですもんね。

それを日常的に経験できるって素晴らしい環境ですね。」

宮:

「数年前からもう一人ネイティブスピーカーの先生に来ていただくようになったので、ネイティブ同士の会話も身近で聞けるようになりました。

日本人が頭で考えて話す英会話じゃなく、自然なテンポでやり取りするリアルな会話から吸収するものは多いと思っています。」

幸:

「子どもたちの理解が深まっていると実感されていますか?」

宮:

「卒園児のみ小学生のクラスも設けていますが、教える内容が難しくなってきて先生の説明だけだと『何となくわかるけど・・・』となることもあります。

でも私が要約して簡単に説明してあげると子どもたちは理解できて『わかった!』に変わりますね。

そうそう今年は英検に合格する子たちも出てきました!」

幸:

「おぉーすごい!英検用の対策をされたんですか?」

宮:

「こちらから受験を促したわけでもないですし、受験対策の授業をしたわけでもないんです。

子どもたちが受験してみたいというので、テストの練習のつもりで『点数を絶対に気にしないで』と伝えて送り出しました。

結果を見たらみんなリスニングの点数が高くて!

子どもたちも十人十色なので普段のクラスでどんどん言葉が出る子もいれば、あまり積極的に話さない子もいます。

でもリスニングはみんな同様にできていました。

わかっているんだなと実感しましたね。」

幸:

「学校で英語を習ってもリスニングが取れないことってよくありますよね。」

宮:

「そうですよね。だから園での英語教育は子どもたちにとって大きなアドバンテージになると思ってます。

リスニングはもちろんですし、いざ小学校中学校で教科書を開いたときに、話したことがある単語が文章の中に並んでいるので苦労せず読めます。

単語一個一個を独立して覚えるわけじゃなくて会話の中で意味を理解して覚えているので。

あとはそこから文法を身につければいいんです。

日本語を覚えるのと同じです。耳で聞いて真似て発して見て理解して知識を後付けするんです。」

幸:

「羨ましいですね~。私もこんな英語教育受けたかったです(笑)」

宮:

「受けたかったですよね(笑)

やっぱり日常で英語を使うのが一番いい学習になります。

私自身仕事で英語を話さないといけなくなって、この6年で語学力が上がったのを実感しているので、そこは自信を持って言えますね。」

▼沢山の単語が登場する教材

園のカリキュラムを体験できる

幸:

「ご自身が体感されているのであれば尚更ですね!

やっぱり実際に体験してみないとわからないことってありますもんね。」

宮:

「そうですね。なので園では入園前に園のカリキュラムを体験してもらうプレスクールを実施しています。

今まさに平成29年度のプレスクール会員さんを募集しているんですよ!

1歳児のおひさまルームと2歳児ののびのびクラブを設けていて、のびのびクラブでは実際のカリキュラムを体験してもらいます。

園の畑で農業体験もしますし、そこでとれた野菜を使った給食も食べてもらって。

もちろん英語教育もネイティブスピーカーの授業を受けられます。」

幸:

「ここまでがっつり体験できると、安心して入園できそうですね。」

宮:

「のびのびクラブは10月から親子分離での保育も受けてもらうので、本当に入園前の準備をしてもらう感じですね。

今週末(17日)が締め切りで、まだ空きもあるのでぜひお問い合わせ頂ければ!」

※詳細は園まで直接お問い合わせください。

▼園に併設の『たちばなの郷』では農業体験も

幼児期に何を体験させたいか

大牟田たちばな幼稚園のカリキュラムは、全体を通して小学校入学後を意識しているように感じました。

英語教育も、この先子どもたちが習うであろう英語を意識して、いかに幼児期にアドバンテージを作るかを重要視されています。

宮崎先生はこんなことも話されていました。

「子どもたちは一人一人違うので、その子の持つ可能性がどこでどんな風に開花するかはわかりません。

でもいつかその時が訪れた時に、ちゃんと開花させられるよう準備のお手伝いをしてあげたいんです。」

これはきっとどんな親御さんにも共通する想いではないかと思います。

大牟田には個性豊かな幼稚園が多く幅広い選択肢が用意されていて、各家庭、子どもさんに合わせて幼児期の過ごし方を選べるのではないでしょうか。

幼児期に何を身につけさせたいか、どんな環境で過ごしてほしいか、それぞれの優先事項に合わせた選択をしたいですよね。

選択肢が多い分、頭を悩ませることも多いと聞く大牟田の幼稚園・保育園情報、今後も大牟田ひとめぐりでご紹介できればと思います。

(幼稚園・保育園さまの掲載依頼はこちらから)

施設概要

施設名:大牟田たちばな幼稚園

所在地:福岡県大牟田市大字橘569番地3

電話番号:0944-58-0435

Web:http://www.tachibana-k.ed.jp/

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幸森 彩香
1985年宮崎県出身。地域の魅力を可視化するフリーライターとして活動中。言葉と肉と甘いものをこよなく愛する肉食系文学女子。produced by OmutaTwinkles
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