ハワイに行った時にフラに出会い、大牟田でフラを通して本物のハワイアンカルチャーを伝える内野光代さん。ハワイの人々は、大きな家族であると同時に感謝と敬意を表する所が魅力と語る内野さん。今回はハワイのフラの先生も来日されていらっしゃったので、お二人にお話をお伺いしました。
日常の中にフラがある生活
インタビュアー(以下イ):最初のフラを始めたキッカケは何だったんですか?
内野さん(以下内):25歳のときに初めてハワイに行ったときに見て、おぉーと思って。福岡でも本格的なフラ教室が始まるらしいけど、行ってみない?とお誘いを受けて、習い始めました。
クム先生(以下クム):私はママのお腹にいるときから笑。ハワイでは、日常の中にフラがあります。
本格的なトレーニングは高校からですね。古典的なフラを学びました。練習がとても厳しくて。
イ:日常の中に根ざしてるんですね!お二人の出会いは何だったんですか?
内:ハワイは島国なので、ハワイの子供たちにいろんな国を見せてあげたいということでツアーを組んでる中で、日本にクムが来ました。その時にご縁があり、クム達御一行のサポートのお手伝いを少しさせていただきました。クムの事を知れば知るほど、たくさんのALOHA(愛)に満ち溢れた方だな…と感じたのを覚えています。
その時に仲良くなって、フラやるんだったら1カ月くらいハワイに来てやんなさいと、先生だけでなくて先生のご主人も言ってくださった。ホームステイをさせてもらって、実際にハワイでフラを学びました。
クム)ホノルルのフラの大会で内野先生は1位を取ったんですよ。ハワイの人もいる中で。踊ってるのをみたときに、周りの人がまるで内野先生を見て、ハワイの人が踊ってるみたいだと言ってました。
とても笑顔が素敵な生徒さん方
生徒さんの中のお一人にもお話を伺いました。
生徒さん:最初はフラをやりたいと思ってましたが、今はハワイの生活まで好きになりました。実際にハワイにホームステイしてフラを学びました。ハワイでは生活の中に踊りが入って、私も自然と笑顔が増えるようになりました。
子供達との写真
イ:フラの練習はどのようにされるんですか?
内:フラの練習の始めに、フラの神様へのチャンティング(唱え)やハワイ語に発声からスタートします。そして、腰を落として膝を曲げてベーシックステップの練習をします。それから曲の練習に移ります。
クム:そして、まず踊る曲を決め、ハワイ語を訳して意味を理解し、振り付けを決めていく。振り付けもその人の雰囲気や、その日の様子などを見て決めていきます。練習しながら、より良くしていくために振り付けを変えていくこともある。
昔の踊りを継承していくことも大切です。
カヒコ(昔のフラ)は昔のハワイの王国、神様に敬意を表して踊ります。
ハワイには約40万もの神がいます。周りのもの全てが神様です。海にいるサメも。サメも家族だから襲ってきません。
家族であると同時に、感謝と敬意を表します。
内:ハワイの人の魅力はそこなんですね。ハワイの人は家族であると同時に感謝と敬意を表します。
本物のハワイアンカルチャーを
イ:内野さんが大牟田でフラ教室を始めるキッカケは何だったんですか?
内:私は大牟田で生まれて大牟田で育ちました。私がフラに出会えて少しずつポジティブに変わっていったように、今度はそれをもっと若い世代に伝えていかなければ、と思いました。きちんと本物のハワイアンカルチャーを…。
関東や関西、また福岡市内にはたくさんのフラ教室がありますが、大牟田には子供達や若い世代が学べるようなフラ教室は少ない、
だったら私が始めよう!
と思いました。
今回のクリスマスパーティでは、私の周りのいろんなご縁があってサポートしていただいた方々、生徒さん達、子供達のママさん達、本当に温かい’Ohana(ハワイ語で家族)に見守られて、愛するこの地でフラを踊ることが出来てとてもハッピーです!
イ:自分もクリスマスパーティに参加させていただいて、とても素敵な時間を過ごすことができました。本日はお忙しい中、取材にご協力頂きましてありがとうございました。
取材を終えて
本当に皆さん笑顔が素敵な方ばかりで、お話をしていると自分も自然に笑顔になっていました。
それは皆さんがハワイの教えである、みんなが家族、そして感謝と敬意を表しているからなのかなと、少しだけハワイの教えを学べた気がします。
クリスマスパーティーが終わった後にクム先生がおっしゃってた言葉がとても印象的でした。
ハワイから大牟田は遠いけど、大切な家族であることを忘れないで。
大牟田にもハワイにも家族が増えました。
大牟田でフラを通してハワイアンカルチャーを伝える内野さん。
とてもパワフルで素敵な笑顔の内野さんに会いに大牟田に来てはいかがですか?