世界遺産を見に来た人たちに”おいしさ”でのおもてなしを【総本家黒田家 黒田剛】

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黒田剛

大牟田で大正三年創業の歴史を誇る「総本家 黒田家」の三代目黒田剛さん。

「世界遺産を見に来た人たちに”おいしさ”でのおもてなしを」そんな想いから生まれた世界遺産登録記念菓くろちゃん饅頭。

お話をお伺いしました。

 

“おいしさ”でのおもてなしを

 

くろちゃん饅頭という名前は、皆さんに名前をつけてくださいとお願いしたところ、黒くて小さいからくろちゃん饅頭となりました。

 

世界遺産に登録されて、せっかく大牟田においでになった方々に”おいしさ”でのおもてなしをしたいという想いを込めております。

 

そういう想いがあるので、パッケージのデザインに宮原坑のやぐらを描いています。

 

くろちゃん饅頭

 

 

くろちゃん饅頭 パッケージ

 

「炭鉱の歴史を大切にしたい」と語る黒田さん。

くろちゃん饅頭の売り上げ1箱あたり5円を産業遺産保存活用資金として寄付されています。

 

しっとりとした口触り。その秘密とは?

 

黒田家さんのおまんじゅうを食べると、とても美味しくてしっとりとした口触りでした。

なぜそのようなおまんじゅうができるのでしょうか?

 

しっとりとした口触り、美味しいと感じるのは皮とあんこのバランスがいいからです。

 

皮とあんこが一緒に溶けていくからあんこが美味しいと感じる。

これは蒸し饅頭の特徴です。そのために蒸し器から工夫しています。

 

-蒸し器に工夫があるんですね。

 

工場に機械を導入する際、機械に合わせて作るのでは納得できなかった。

今まで手作りの饅頭を作ってきたので、いかに手作りに近づけるか。

単に大量生産できればいいではない。

 

納得できるまで試行錯誤が続きました。

 

機械を導入したので30年ほど前。

当時黒田家が70年になっていて皆さんから大牟田名物、大牟田と言えば草木饅頭と言ってもらえていたので、その声に応えていかないといけない責任と役割があると感じていました。

 

相変わらず草木饅頭美味しいと言ってもらえるように機械化することで大量生産ではなく、機械を使いながらいかに手作りに近い饅頭を作るかをこだわってきました。

 

初代黒田辰治は100年残る会社を作った。三代目黒田剛は何を残せるか

 

草木饅頭だけでなく、二本目の柱を作らないといけないと考えていました。

初代の黒田は100年残る会社を作った。

じゃあ、三代目の黒田剛は何を残せるかと。

 

その時に、「こむらさき」を作りました。

饅頭で紫芋を作ったのはおそらく黒田家が最初。

 

大牟田では紫芋を作ってなくて、紫芋と言えば薩摩でしょと。それから薩摩の紫芋を使うようになりました。

 

 

会社の経営方針のひとつに「伝統とは革新の連続である」という言葉があります。

 

どんな美味しいモノでも食べ飽きてしまう。

でも、草木饅頭の味を変えるわけにはいかない。

 

常に新しいことに取り組み、変えるとこは変えていなかないと飽きられてしまいます。

 

今までと同じことをしてても、黒田家の魅力はなくなってしまう。

 

春や秋の菓祭のときによそにはない商品を出す。

黒田家って面白いね、次は何ができるんだろうと楽しんでもらう。

 

黒田家の魅力をずっと繋いでいくためには、そういった取り組みをしていかないといけない。

 

菓子文化、饅頭文化の継承発展

 

これからは草木饅頭の美味しさを確実に守る。

草木饅頭を守っていく責任がある。

 

菓子文化、饅頭文化を継承発展させていきたい。

単に今までのものを作っていくのではなく、今までにないようなおまんじゅうを皆さんに楽しんでいただく、そして、黒田家の魅力づくりを続けていきたいと想います。

 

取材を終えて

 

私のような若輩者にも優しくお話していただいた黒田さん。

 

お話を聞いている中で優しさの中に、今後の黒田家を発展させていくためのことを非常に考えていらっしゃる経営者の強い意志を感じさせて頂きました。

 

今までの歴史に甘えることなく、常に新しいことに取り組まれている黒田さん。

 

大牟田と言えば草木饅頭。

 

ぜひ大牟田にいらっしゃった際は、黒田さんの”おいしさ”でのおもてなしを受けてみてください。

 

 

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