皆さんこんにちは、キラキライターの幸森です。
ライターになって1年、これまでの記事を振り返ると思い出がたくさん!
色んな記事を書かせていただきました。
ちょうど1年前の記事に登場して下さったPatisseriePlantesさんは、当時オープン直前。
そう、つまり間もなく1周年を迎えられるのです。
というわけで!1周年を目前に控えたPlantesさんの今を取材してきました!
目次
オープンを振り返って
取材に訪れた私たちを温かく出迎えてくれたオーナーの末吉さん。
ホワイトデー直前のお忙しい時でしたが、丁寧にインタビューに答えてくれました。
幸森(以下 幸 ):
「もうすぐ1周年ですね!おめでとうございます!
以前お伺いした際はオープンを前にわくわくしているとおっしゃっていましたが、実際にオープンしてみていかがでしたか?」
末吉さん(以下 末 ):
「ありがとうございます。
オープンしてみて・・・そうですね、一言で表すなら『衝撃』でした。
想像以上の反響で沢山の方が来て下さって、一生忘れられない幕開けになりましたね。
本当にありがたいです。」
幸:
「そんなに反響があったんですね。オープンから今日までどんな日々でした?」
末:
「1つ1つ考えてみれば色んなことがありましたけど、振り返ってみるとあっという間の日々でした。
いろんなお客様と出会って、ご意見や嬉しいお言葉を頂いて、毎日が刺激的です。
とにかく1年目は焦らずじっくり地盤を固めようと思っていたこともあって、
大きな問題もなくしっかりやってこれたかなと思ってます。」
幸:
「奥様の支えも大きかったんじゃないですか?」
末:
「それは間違いないですね。ずいぶん支えてもらいました。
オープン直前に第一子も生まれて大変な中、僕が頭が回らない部分をしっかり見てくれていました。」
幸:
「先ほど奥様に少しお話を伺ったら『もう大変でした!本当に!』っておっしゃってました。
でもお店で見かける奥様はいつも穏やかな笑顔で、私はその大変さは全く感じていなかったんです。
良い奥様ですね、本当に。」
末:
「はい、感謝してます。今となっては頭が上がりません。
妻がいてくれなかったら、何もできていなかったと思います。
実を言うと、当時はやってくれて当たり前だと思っていたんです。夫婦なんだからって。
でも気が付いたら妻がすごく疲れていて・・・大変な思いをさせちゃったなって反省しました。」
幸:
「情熱的な末吉さんと、物静かで穏やかな奥様は良いバランスなんでしょうね。
こんな良い奥様そうそういないので、ちゃーんと大事にしてくださいね?」
末:
「肝に銘じておきます・・・(笑)」
1周年イベント
幸:
「ところで末吉さんは一見大胆そうに見えるのに、すごく戦略的ですよね。」
末:
「そんなことないんですけどね(笑)
守ってばかりじゃ面白くないですし、やってみなきゃわからないこともあるんで色んな挑戦もしてます。
4月に1周年のイベントをやって、それを皮切りに2年目はさらに一歩踏み込んだ挑戦をしていくつもりです。」
▼1周年イベントのフライヤー
幸:
「絵本の読み聞かせがあったり食育のお話があったり、子育て中の末吉さんらしい内容ですね。
Plantesさんはカフェスペースのキッズコーナーも充実していて、お子様連れに優しいイメージがあります。」
▼充実のキッズコーナー
末:
「普段からキッズコーナーには絵本も置いていますし、お子様用椅子も用意しています。
ゆっくりして頂ける場になればなと思って。
まだイートインできること自体をご存知ないお客様も多いので、このイベントをきっかけにカフェももっと利用してもらえると嬉しいですね。」
▼明るく開放的なカフェスペース
大牟田に根を張るように
幸:
「これからの展望はどんなことを考えているんですか?」
末:
「幅広い世代のお客様に様々なシーンで使って頂けるような、カフェメニューの開発を進めたいと思っています。」
幸:
「それは楽しみですね!カフェメニューと言えば、夏のカキ氷はすごい人気でしたよね~。」
▼夏限定で販売されていたカキ氷
末:
「カキ氷フィーバーしてましたね(笑)
今年はカキ氷もパワーアップさせたいと思っているので、期待していてください!
他のメニューも秋頃にはお披露目したいですね。」
幸:
「パティシエが作る本格フルーツソースと台湾風のふわふわした氷が絶妙にマッチしてましたもんね!
パワーアップ、期待してます!
新メニューもすごく気になります~。」
末:
「これまでの商品もそうなんですけど、大牟田になかった新しいものと、大牟田らしいものの中間を目指してます。
安心感のあるものを提供していきたいんです。
特別な『美味しい!』と言う感じよりも、食べて普通に『うまかやん』って言えるような。」
幸:
「なるほど、Plantesさんのアットホームさはそこからきてるんですね。」
▼末吉さんイチオシのレモンタルトと苺タルト
末:
「職人のエゴを押し付けるんじゃなくて、お客様の気持ちに寄り添いたいと思ってます。
商品もサービスも。
こだわろうと思えばどこまででもこだわれるんですよ、職人って。
でも自分が買う側だったら、普通に食べても気付きにくい些細な違いよりも当たり前に美味しい普通のほうが嬉しいんじゃないかなって。」
幸:
「確かに、クリームの質が・・・とか言われてもよくわからないし、正直美味しければいいです(笑)」
末:
「ですよね(笑)
でも当たり前のものをしっかり提供して安心して美味しいと思ってもらえる関係性が作れたら、思いっきりチャレンジしたものでも手に取ってもらえると思うんですよ。」
幸:
「むしろ手に取りたくなりますね。どんなもの作ったんだろうって気になります。」
末:
「そうなってもらえたらありがたいです。
それができるのはまだ先のことだと思ってるので、今は丁寧に信頼を得られる店作りを頑張ります。
色んな方に応援して頂けて地元(大牟田)で店をやってよかったと思ってるので、しっかりと大牟田に根を張りたいです。」
取材を終えて
1年前にインタビューした時は、オープンを前に不安を抱きながらも期待に胸を弾ませている姿が印象的だった末吉さん。
今回のインタビューでは、確かな手応えを感じながら5年先10年先を見据えたお話をして下さる戦略的な一面を見せてくれました。
その姿はとても頼もしく、きっとこれから大牟田で挑戦しようとする若い世代にとって身近な目標となっていくことでしょう。
石炭産業の衰退とともに活気を失っていった大牟田ですが、末吉さんのように地元を愛し地元で挑戦する若者が増えれば再び元気のあるまちになれるはずです。
若者が大牟田で挑戦する姿に明るいまちの未来を見ている方も多いのではないでしょうか。
諸先輩方がまちの歴史や文化を守りながらしっかりとした地盤を築いて下さっているからこそ、若者は安心して大牟田で挑戦することができるのだと思います。
両者が互いを尊重し合い理解し合える、そんなまちで在り続けてほしいと改めて思う取材となりました。
お店情報
店名:Patisserie Plantes(パティスリープランツ)
住所:福岡県大牟田市草木106-16
電話番号:0944-88-8868(3月31日より)
営業時間:10:00~20:00
定休日:水曜日
駐車場:あり(11台)
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